皆さんはこのような経験がありませんか?
・病院で変形による痛みだと言われた
・膝を曲げるとコキコキなって痛い
・膝の痛みがなかなか治らない
・最近痛みで歩けなくなった
・色んな治療を受けたが良くならなかった
当院に来院される患者さんはこのような経験をされた方が多いです。
そんな患者さんたちが何故当院に通うと痛みが改善したり消失していくのか?
その理由についてお教えします。
膝の痛みを起こす原因は外傷や捻挫、変形など多岐にわたります。
直接膝を痛めている場合はもちろん直接膝に対して治療を行います。
しかし捻挫などの外傷が起こりそうにないほどの些細な力で起こった痛みや、
特に
膝関節の治療では膝を直接治療することは少ないです。
何故かというと、膝関節は元々、前後(屈伸)の可動域は大きいものの、捻じれるような(回旋)動きは少なく、股関節や足関節から捻じれが起こり膝に無理がかかって痛みを生じることが多いからです。
膝に捻じれるような力が働いていると、正座やしゃがみ動作、歩行時に偏った荷重がかかるため膝に痛みが起こりやすいからです。
ここから変形性膝関節症に進行したり、関節炎に伴う関節水腫(膝に水が溜まる)などに移行します。
上記のように実は膝自体に原因があることは外傷を除いて少ないです。
多くは腰・股関節・足関節に異常があって、その異常を取り除くと症状は改善します。
病院で「変形による痛み」と診断されている患者さんでも、膝周辺の関節の機能異常を取り除くと痛みは変化します。
この症状が変化することが大事です。
もし膝の変形による痛みであれば24時間痛いはずですが、詳しく問診すると、
・動き始めの時に
・歩いてると徐々に
・朝だけ、夕方だけ
と、症状は日によって変化しています。
変形は結果であって痛みの原因ではなく、ほとんどが機能上なんらかの異常があることにより膝に負荷がかかりやすい状態になっているために膝痛が起こります。
その原因を治療しないと膝痛は繰り返し、変形も進行していくというわけです。