・股関節がとにかくだるい
・どんな姿勢をしていてもマシにならない
・立っているとすぐにだるくなる
・レントゲンでも特に異常はないと言われた
・スポーツ後だるさが強くなる
上記した症状でお困りではありませんか?
当院ではこのような患者さんに必ず行う治療があります。
自宅でも簡単にできる方法なので是非一度試してみてください。
小殿筋を緩めてみよう
結論から言うと、股関節のだるさのほとんどが小殿筋という筋肉の過疲労によって起こります。
その原因はさまざまなので後ほど述べますが、とにかく早くだるさをどうにかしたい場合は以下のマッサージ方法を試してください。
用意するもの
・ゴルフボール又はテニスボール
丸くて硬い物であれば代用できますが、大きすぎない物にしてください。
注意点
※股関節に過去骨折歴がある人やボルトなどが入っている人は危険ですので当院までご相談ください。
※原因に対する治療ではありませんあくまでも対症療法です。
※筋肉が緩むため歩きやすくなる場合もありますが、不安定感が出る場合があります。
※効果のあるマッサージ方法ですが、やり方を間違えると状態が悪化することもあります。
当院に通われている患者さん以外の方は自己責任でお願いします。
小殿筋のマッサージ方法
1.硬い床でする場合は座布団やタオルを敷いてください。
ベッドなどの柔らかすぎる場所はやめましょう。
2.腰骨(骨盤)の位置を確認してください。
お腹に手を当てながら下げていくと一番最初に当たる骨です。
3.骨盤の先端にある骨を探しましょう。ポケットの上辺りにあります。
上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)という名前ですので、分からない人は知らべてみてください。
4.親指の下にゴルフボールを当てます。
5.そのまま横向きに寝ていきます。
徐々にゴルフボールへ体重をかけていきましょう。
6.完全に体重を乗せてください。
小殿筋に当たっている場合、
スネの外側や足首にズーンと響いてくる感覚があれば成功です。
そのまま10~15分ほど耐えましょう。
股関節にだるさが起こる原因
当院での臨床経験になりますが、股関節のだるさが起こる原因として多いのは、
1.座りすぎ
2.スポーツ後
3.無理なストレッチ
の順番で多いです。
メカニズムを説明していきます。
1.座りすぎ
一番多いのはデスクワークや車の運転によって起こる股関節のだるさです。
厳密には腰にある関節の動きが悪くなることで小殿筋が緊張し、
股関節のだるさが発症するパターンが多いです。
まずは座りすぎによって腰の動きが悪くなるメカニズムをご紹介します。
骨盤や腰椎の骨の形は立位で体重を支えることに適した形となっています。立位では骨同士が密着するため筋肉や靭帯にも負担がかかりにくくなっています。
しかし座っている姿勢は骨で体重を支えるのではなく筋肉や靭帯で体重を支えなければいけません。
長時間同じ姿勢を維持すると筋肉や靭帯に負担がかかるようになります。
その結果、腰周辺の関節の引っ掛かりや重度になると腰の捻挫となるケースもあります。
腰に異常が起きるとその周囲にある腰部の筋肉やお尻にある筋肉が緊張してくるため股関節のだるさを起こすことがあります。
原因となる姿勢として、
・座椅子で足を伸ばして座っている
・車の運転
・デスクワークで長時間座る
などが多いようです。
2.スポーツ後の股関節のだるさ
足を深く踏み出す動作のしすぎ
いわゆる「ランジ」という動作です。
ランジとは前後や横方向に足を深く踏み出す動作のことで、この動作が多いスポーツでは股関節にある「小殿筋」という筋肉が過疲労を起こします。
特にバドミントンやバスケ、バレー選手に多いです。
他にも、
・立ちっぱなし
・滑りやすい地面での作業
・長時間動かないでいる
・足場の悪い所を歩きすぎる
なども小殿筋が疲労を起こす原因となります。
3.無理なストレッチ
闇雲にストレッチを行うことで股関節周辺を痛める人が多いです。
特に多いのが開脚動作や太もも裏のストレッチです。
体が硬い=体が悪い
という認識は皆さんもあるかと思います。
しかし関節が硬い人・柔らかい人にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
・硬い人のメリット
関節が安定している
捻挫しにくい
・硬い人のデメリット
怪我をしにくいが一度怪我をすると重度となりやすく治りにくい
・柔らかい人のメリット
小さな怪我を繰り返すが軽度のためすぐに治る
・柔らかい人のデメリット
関節が不安定
捻挫しやすい
このように硬い人には硬い人なりの良い点、悪い点があります。
関節は柔らかければ良いものではなく、ちょうどよい硬さと柔らかさを維持していないといけません。
ストレッチが必要な人とそうでない人の判断は専門家でなければ判断が難しいですが、それでも柔らかくしたい人は次の方法を試してください。
・負荷のある筋トレ
強い筋肉であるほど関節の可動性は広がります。
なぜかというと筋肉は伸ばされると縮もうとする反射があります。
この反射は筋肉を傷めないようにするための反射ですが、筋肉の強度が上がればこの反射も
起きにくく関節の可動範囲も大きくなります。
柔らかくしたい関節周辺の筋トレをして関節を柔らかくしてみましょう。
治療について
なかなか治らない股関節のだるさは治療が必要となるケースもあります。
当院では、小殿筋の圧迫に加えて骨盤や腰部の関節レベルからの治療を行います。
必要に応じて鍼灸治療も行いますのでご希望の場合はその旨お伝えください。
◆料金
・整体治療
一回:3000円
回数券4回分:10000円
・鍼灸治療
一回5000円
回数券10回分:40000円
お問い合わせについて
お手数ですが初診の方はメールまたは公式LINEにてお問い合わせください。
アクセス
◆お車でお越しの方へ
当院前は一方通行となっております。
ローソン側の大通りから住宅路へお入りください。
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