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1.PNFストレッチとは?
PNFとはProprioceptive Neuromuscular Facilitationの略語で、固有神経受容器促通法といいます。
体を動かすには筋肉へ指令を伝える神経が上手く働かないといけません。
それも一個の神経経路だけでなくたくさんの神経が連動し働くことで、歩いたり立ち座りなどの動作ができます。
しかし運動不足や、病気によって神経と筋肉の連携が上手くいかなくなると、
他の筋肉に余計な疲労が溜まり痛みが起こったり、動作がぎこちなくなり、転倒のリスクが上がったりします。
その弱った神経・筋肉に対して再教育を行うことで以前の動作が出来るようなる治療方法の一つです。
2.PNFストレッチの対象となる症状
当院では以下のような症状に対してPNFストレッチを行っております。
・車いすの乗りすぎで太ももの筋肉が拘縮(硬く)している
・以前パーキンソン病と診断され、普段から運動を行っていたが上手くできなかった
・寝返りが上手くできない
3.PNFストレッチの効果
PNFストレッチによる効果は以下のように実証されています。
[1] 促通要素と期待される主な効果
①PNF運動パターン→筋収縮力の増大・反応時間の短縮・加速度の増大
②筋の伸張→筋収縮力の増大・柔軟性の改善
③関節の牽引→筋収縮力の増大・可動域の増大
④関節の圧縮→筋収縮力の増大
⑤抵抗→筋収縮力の増大・柔軟性の改善
⑥発散と強化→筋収縮力の増大
⑦正常なタイミング→協調性の改善
⑧他動運動,自動介助運動→協調性の改善
⑨用手接触(皮膚刺激)→筋収縮力の増大
⑩口頭指示(聴覚刺激)→筋収縮力の増大
⑪視覚刺激→協調性の改善
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