
1.筋肉痛について
運動後に起こる筋肉の痛みを筋肉痛と言います。
普段しない運動を行ったり、日常的にトレーニングをしている人はよりハードな筋力トレーニングをすることによって起こります。
筋肉痛は筋繊維の損傷によって起こるとされていて、本来放置していれば自然に治っていきます。
1-1.正常な筋肉痛について
筋繊維が損傷を受けることによって起こるのが筋肉痛です。
なので放置していれば3~5日で痛みはほとんど消失します。
この3~5日というのは炎症の治癒期間のことを言っています
この期間中の痛みであれば体の正常な反応と言えます。
※炎症とは:体の組織に傷が入った時、治るために起こる反応のこと。
2.当院の筋肉痛の治し方
2-1.治らない筋肉痛の正体
本来3~5日で治る筋肉痛ですが、中には一週間又はそれ以上続くこともあります。
実は治らない筋肉痛の正体は、
捻挫かもしれません。
捻挫とは強い外力や持続する力が関節に加わることで、周辺にある靭帯が損傷されて起こります。
捻挫といえば足首や手首などをイメージしがちですが、実は体幹にある背筋が付着する背骨の関節や胸筋が付く肋骨の関節にも起こります。
治癒にはおよそ3~4週間ほどかかり、その間にまた関節に負荷をかけると再受傷となって治癒期間は長くなっていきます。
また捻挫まではいかないでも、関節のズレや引っ掛かりが起こることで治りにくい筋肉痛となることもあります。
関節に起こるズレや引っ掛かりは専門用語で「関節機能異常」と言って、特殊な手技でしか治療できません。
2-2.筋肉痛の治し方
各検査を行い捻挫が起こっていると判断したときは、筋肉が付着している関節周辺をアイシングします。
捻挫のほとんどの場合が関節にズレや引っ掛かり(関節機能異常)も併発しているため、当院で行っているAKA療法で治療します。
捻挫ではなく関節にズレや引っ掛かりだけが起こっている場合は治療後すぐ症状が無くなりトレーニングに復帰できます。
捻挫の場合には関節を正常な動きに戻した上で負荷のかかりやすいトレーニングを一時的に中断してもらうこともあります。
3.筋肉痛の予防と対策
筋肉痛は強度によってトレーニングで必ず起こります。
これは筋肉の肥大させるのにも良いとされていますが、長続きする筋肉痛にはきちんと対処しなければいけません。
また、日常生活での姿勢によって関節にズレや引っ掛かりが起こることがほとんどです。
ですので、トレーニングを日常的に行っている人は以下の事に注意してください。
・長時間座ることを避ける(デスクワークや運転)
・デスクワーク中はこまめに体を動かす
・きちんとした動作でのトレーニング
・23時までに寝る(体の損傷を回復させる)
以上のことは最低限守り、長続きする筋肉痛を起こさないようにしましょう。
場合によってはトレーニング前に合わせて施術を行い、関節の動きを正常にしてからトレーニングを行ってもらうこともあります。
4.さいごに
現代の人にとってトレーニングは適度な運動になって良いことばかりです。
しかし長続きする筋肉痛は綺麗な筋肉をつけることを邪魔するだけでなく、トレーニングの効率を落としてしまいます。
治らない筋肉痛でお悩みの方は3.筋肉の予防と対策をよく読んで気を付けてください。
それでも治らない方は一度当院にご相談ください。
5.お問合せについて
お問合せの前に必ず※治療をお断りする場合をお読みください。
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